↑上や←左のタブでコンテンツを選べます

CGA 入門 キット DOGA-L3

概要

 DOGA-Lシリーズは、一般的に難しいとされるCGアニメーションを、 初心者でもやさしいところから、少しずつ段階的に修得できるCGアニメ 作成ソフトです。L1,L2,L3という3つのシステムがあり、作品を制作しな がら、ステップアップしていくことができます。

 L3は、DOGA-LシリーズのLesson3です。
 L2で修得した知識や操作をベースにして、さらに高度な材質表現や 人体の複雑なアクションを表現することができます。

 以下に DOGA-L3 の新機能を解説します。
いかにもL3

本格的な材質設定

自由に設定できる質感

 L2 では、質感や模様は用意されているサンプルの中から選択していましたが、 L3 では質感の詳細なをユーザーが自由に設定することができます。特に面白いのは、 多様なマッピングとセルアニメ調の質感でしょう。


材質設定ウィンドウ

増えた模様

 L2 では模様は31種類でしたが、L3では87種類に増えています。 貼る位置や密度の調整が出来るようになっていますし、ユーザーが作成した画像も貼ることが出来ます。



模様一覧

質感マッピング

 L2 では貼り付ける画像は模様にしかなりませんでした。 L3 では、貼り付ける画像で、凹凸を指定したり、部分的に光沢を出したり、輝かしたり、透明にすることが重複して指定することができます。また、ユーザーが作成 した画像も簡単に貼ることができます。

エフェクト

 模様には稲妻や衝撃波など、エフェクト向けのものが多数用意されておりますので、 各種マッピング方式を組み合わせることで、さまざまな効果が実現できます。

 さらに、動画を貼り付けることもでき、例えば燃えさかる炎などが輝いている様 子など、様々な特殊効果を表現することができます。


波の影が映る水中
(透明度マッピング)

稲妻
(輝きマッピング)

衝撃波、効果線
(透明度マッピング)

動画模様の使用例

アニメ調

 また、3D のCG にもかかわらず、セルアニメで描かれたような絵を作ることができ るようになりました。輪郭線や陰影の付け方は、かなり細かく指定ができます。


凹凸マッピングとアニメ調

アクションデザイン

アクションデザイン

 L2 のポーズという概念に時間軸が加わり、アクションというデータになりました。 アクションのカット&ペーストができるだけでなく、それをファイルとして出力し、さ らに、他の多関節物体に流用することが可能になりました。

 これらのアクション系の機能の強化によって、L3 では、人体がたくさん出てくる ような作品が非常に作りやすくなりました。


アクションサンプル
(MPEG 100KB)

自動接地

 特に自動接地機能によって、L2 で発生していた“歩くときに足がすべる”という 問題が解決しています。それどころか、例えば前回りや側転をしても、すべったり せず、自動的にそのアクションに応じて移動していきます。

 さらには、ジャンプするアクションを作れば、タイミング良く自動的に地面から離 れ、空中を放物線を描いて飛ぶことすらできます。


自動接地

ジャンプアクション

表示候補切り替え

 アクションの途中で、多関節物体中の一部のユニットを差し替えることが出来ます。 キーフレーム毎にどのユニットを使うかを指定する事もできますし、 登録したユニットを各フレーム毎に繰り返したりランダムに切り替えることもできます。

 目をつぶっているユニットと差し替えて瞬きをさせたり、 複数の口をランダムに切り替えさせれば喋っているように見えます。


差し替えによるウィンク

その他

レンダラーによる特殊効果

 レンダラーがまったく新しくなり、表現力が格段にアップしています。 まず、物体の影が落ちるようになりましたし、太陽や強いライトを見たときに発生する レンズフレアなども出すことができます。


いろいろな影


レンズフレア

光源

 また、モーションエディタなどは、一見L2 と変わっていないようですが、各機能 が少しずつ強化されています。例えば光源にしても、L2 では有色光源を1 つ設定 しただけでしたが、L3 では、複数の光源を設定できます。さらに、光源の種類も平 行光源、点光源、スポット光源があり、点滅光源なども用意されました。そして、こ れらの光源は物体同様自由に移動することができます。


スポット光源とその影

DOGA-L3によるユーザー作品例

DOGA-L3をダウンロードする